『店舗デザイン』のしくみ。

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横にながーい、光る看板ってどうなんだろう?

 

今回は「外装デザインのしくみ -看板編-」です。

「看板」は2回目です。

 

さて、前回は「看板の種類」と「選定する際の注意」みたいなことをお話しましたが、

今回は看板の種類を絞ってもう少し細かくお話していこうと思います。

 

今回お話する看板は、ずばり「壁面看板」についてです!!

まず、壁面看板とはとりあえず「壁面に対して水平の看板」と定義したいと思います。

(正確な定義は基本あまりないので、一応・・・)

 

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代表格は「内照式の横長看板」でしょう。

写真を見ていただくと「あぁ、これね。」

と思っていただけると思います。

 

 

素材の種類は2種類あり、光る部分がアクリル製のものとテント製のものがあります。

枠の素材は金属製で、カラー鉄板だったりアルミだったりします。

 

アクリル製のものは、カッティングシートか印刷した半透明のシートを貼るのが基本です。

テント製のものは、印刷したテントを取付るタイプですので改装の際はテントごと交換します。

 

これ、物件の内見にいくと中はスケルトンなのにこいつだけは外に付いているということが、

結構あります。

(スケルトン・・・内装のない構造体だけの物件の状態の意味です。鉄筋コンクリートむき出しとか・・・)

 

そして、大抵の場合は改装にともない撤去します。

いらないのです・・・。

腕不足かもしれませんが、こいつをおしゃれにするのは至難の業です。

 

おしゃれさよりも「親しみ」がかなり重要な業態の場合は残すこともあります。

が・・・大抵取ります。

 

こいつがあると逆にお店の個性がいっきになくなります。

こいつを張替える費用を考えると、その費用で1/3の大きさでもいいので別のタイプの看板を付ける方が有効だと私は思います。

逆に言えばただのアクリル板や金属板にカッティングシートを貼って、スポット照明を当てるタイプの方が全然いい。

 

看板は大きい方がいい!!・・・

最近の店舗デザインナーさんはそう思ってない方も多いですが、

私はこの意見には賛成です。看板は大きい方がいい!!

 

しかし、大きければいいというものでは決してない!!

その代表格がこの「内照式の横長看板」タイプの壁面看板です。

 

これの採用を検討される方は、外装のイメージを明確にし何をどう貼るのかをしっかりと検討してからご決定されることを強くお勧めいたします。

 

さて、なんだか文句みたいになってしまいましたが、まぁ要は使い様なんだと思います。

昭和レトロの雰囲気でエイジングしたこの看板をうまいこと使うという手もあるかもしれません。

とりあえずは、この看板を使う際は慎重にということでした・・・。

 

次回のお話は「内装デザインのしくみ。 -フローリング編 その1-」の予定です。

あなたのお店に少しでもお役に立つことを願って・・・。

 

ではでは。

  



≪書いている人≫
㈱dot design office
代表:永井進治
略  歴

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